「カラー印刷の源流は江戸時代から続く多色摺り木版画(錦絵)である」と考えてきた当社は、日本の伝統技術の保存と伝承のため、木版画集「蘭花譜」の再摺り事業に参画しました。
「蘭花譜」は、関西の実業家・加賀正太郎氏により1946年に刊行された洋蘭の図譜です。学術上重要な植物品種の記録であると同時に、木版画という伝統技術と植物図譜が一体となった貴重な画集です。「蘭花譜」の版木は長い間、行方不明になっていましたが、近年になって12点の存在が判明したことから、その版木を使用し当時と同様の木版画を摺り上げました。
この日本の木版画技術の素晴らしさを広く世間に伝えるため、日本橋三越本店他で展示会「蘭花譜展」を開催し好評を得ました。また、国立国会図書館等へ寄贈を行いました。今後も、美術館等への寄贈や展示のための貸出しの要望に積極的に応え、伝統的カラー印刷文化の神髄を作品とともに継承していきたいと考えています。
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